git tag
git tagは、タグを操作するコマンドです。
タグの作成、確認、変更、削除ができます。
構文
- (構文)
- git tag [オプション] [値]
オプション | 説明 |
---|---|
-l --list | タグの一覧を表示する(git tagのみでもOK) |
-d --delete | タグを削除する |
-m <注釈> | 注釈を指定する |
--help | コマンドのヘルプを表示する |
サンプル
タグの一覧を表示する
git tag
現在の最新コミットに対してタグ「tag01」を付ける(注釈付き)
git tag -a tag01 -m 'タグのコメント'
現在の最新コミットに対してタグ「tag01」を付ける(注釈無し)
git tag -a tag01
エディタが開くので、注釈が不要であればそのまま「:wq」を入力。
コミットID「2df35c8」に対してタグ「tag02」を付ける(注釈付き)
git tag -a tag02 -m 'タグのコメント' 2df35c8
コミットID値は、git logコマンドで確認できます。
タグ「tag01」を作成してリモートリポジトリに反映する
git tag tag01
git push origin tag01
タグ「tag01」を削除する
git tag -d tag01
タグ「tag01」を削除してリモートリポジトリに反映する
git tag -d tag01
git push -d origin tag01
タグ「tag01」の情報を確認する
git show tag01
タグ名を「tag01」⇒「tag02」に変更する
git tag tag02 tag01
git tag -d tag01
1コマンドでタグ名の変更はできません。
一旦新規でタグを作ってから、古いタグを削除するといった2つのコマンドの実行が必要です。
備考
- コミットには一意になるコミットIDが自動で振られますが、無意味なハッシュ文字列なのでとても分かりにくいですが、タグを使うことでコミットに分かりやすい名称を付けることができます。
- vim中のコマンドについては、以下ページをご覧ください。
⇒ viコマンド