Gitコマンド虎の巻

.gitignoreファイル

.gitignoreファイルを使うと、Git管理下に置きたくないファイルを指定する事ができます。

作り方

Git管理フォルダ配下に「.gitignore」ファイルを作成して置けばOKです。

複数フォルダに置く事もできます。
その場合はより深い階層に置いた.gitignoreファイルの設定が優先されます。


作成した.gitignoreファイルは以下のコマンドで置いてください。

.gitignoreファイルを配置する

git add .gitignore git commit -m "add .gitignore"

.gitignoreファイルの書き方

以下の要領で記述します。

コメント

#コメント

行の先頭に「#」を置くとコメントになります。

すべてのhoge.txtを除外

hoge.txt

除外したいファイル名を拡張子付きで指定します。

拡張子が.tmpのファイルを除外

*.tmp

「*.拡張子」の形式で指定します。

hogeフォルダ配下全てを除外

hoge/

フォルダ名の後ろに「/」を指定します。

hoge0txt~hoge9.txtを除外

hoge[0-9].txt

正規表現が使用できます。

すべてのファイルを除外

*

これを使う時は同時に下記の追跡する指定も同時に行います。

除外指定後、test.txtのみGit管理対象とする

!test.txt

除外指定した後にさらに管理対象としたい場合に使用します。

サンプル

拡張子が.logファイルと、tempディレクトリ配下をGit管理対象外とする

#除外する拡張子 *.log #除外するディレクトリ temp/

ファイルを除外するいろいろ

hoge.txt #hoge.txtというファイルをすべて除外する /foo.txt #ルートフォルダ直下にあるfoo.txtファイルを除外する *.class #拡張子が.classというファイルをすべて除外する hoge*.html #ファイル名がhogeで始まる拡張子がhtmlのファイルをすべて除外する hoge??.html #ファイル名がhoge+2文字で拡張子がhtmlのファイルをすべて除外する

先頭に「/」を付けると.gitignoreファイルが存在するフォルダが基準となります。

classというフォルダ配下にあるファイルすべて除外する

class/

classフォルダも除外対象となります。

binというフォルダ配下にあるすべてのファイルを除外するが、拡張子が.txtのものだけは除外しない

bin/ !bin/*.txt

拡張子が.txtのファイルをすべて除外するが、sample.txtだけは除外しない

*.txt !sample.txt

備考

  • Git運用後に途中から.gitignoreファイルを追加した場合、既にGit管理対象となっているファイルはGit管理対象外とはならないのでご注意ください。
  • そのような場合は、Git管理対象外としたいファイルをgit rmコマンドで管理対象外としてください。